PHA & ISO45001 Clause 6 , 8.1.2

Design Safety System

こんにちは、梅雨っぽい日が続いています、お元気ですか。
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さて、

X月XX日、エックス線を照射する測定装置の点検中に事故が起き、30代と50代の男性社員2人が年間の限度量の数倍から数十倍に及ぶ大量の被ばくをした可能性があり。翌日の30日になって体調不良を訴え病院を受診しました。

記事をみて、PHAの重要性を痛感しました。

ISO45001規格Clause 6とPHAの主要な関連づけは、以下です。

6.1 リスク及び機会への取組み
組織は,4.1(状況)に規定する課題,4.2(利害関係者)に規定する要求事項及び4.3.(労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲)を考慮し,次の事項のために取り組む必要があるリスク及び機会を決定しなければならない。
a) 労働安全衛生マネジメントシステムが,その意図した成果を達成できるという確信を与える。
b) 望ましくない影響を防止又は低減する。
c) 継続的改善を達成する。

組織は,取り組む必要のある労働安全衛生マネジメントシステム並びにその意図した成果に対するリスク及び機会を決定するときには,次の事項を考慮に入れなければならない。・危険源(6.1.2.1参照)・労働安全衛生リスク及びその他のリスク(6.1.2.2参照)・労働安全衛生機会及びその他の機会(6.1.2.3参照)・法的要求事項及びその他の要求事項(6.1.3参照)

組織は,計画プロセスにおいて,組織,組織のプロセス又は労働安全衛生マネジメントシステムの変更に付随して,労働安全衛生マネジメントシステムの意図した成果に関わるリスク及び機会を決定し,評価しなければならない。永続的か暫定的かを問わず,計画的な変更の場合は,変更を実施する前にこの評価を行わなければならない(8.1.3参照)。

6.1.2  危険源の特定並びにリスク及び機会の評価
6.1.2.1 危険源の特定
組織は,危険源を現状において及び先取りして特定するためのプロセスを確立し,実施し,かつ,維持しなければならない。プロセスは,次の事項を考慮に入れなければならないが,考慮に入れなければならないのはこれらの事項だけに限らない。a) 作業の編成の仕方,社会的要因(作業負荷,作業時間,虐待,ハラスメント及びいじめを含む。),リーダーシップ及び組織の文化
b) 次から生じる危険源を含めた,定常的及び非定常的な活動及び状況
1) 職場のインフラストラクチャ,設備,材料,物質及び物理的条件 2) 製品及びサービスの設計,研究,開発,試験,生産,組立,建設,サービス提供,保守及び廃棄 3) 人的要因4) 作業の実施方法
c) 緊急事態を含めた,組織の内部及び外部で過去に起きた関連のあるインシデント及びその原因
d) 起こり得る緊急事態
e) 次の事項を含めた人々1) 働く人,請負者,来訪者,その他の人々を含めた,職場に出入りする人々及びそれらの人々の活動2) 組織の活動によって影響を受け得る職場の周辺の人々3) 組織が直接管理していない場所にいる働く人
f) 次の事項を含めたその他の課題 1) 関係する働く人のニーズ及び能力に合わせることへの配慮を含めた,作業領域,プロセス,据付,機械・機器,作業手順及び作業組織の設計 2) 組織の管理下での労働に関連する活動に起因して生じる,職場周辺の状況 3) 職場の人々に負傷及び疾病を生じさせ得る,職場周辺で発生する,組織の管理下にない状況
g) 組織,運営,プロセス,活動及び労働安全衛生マネジメントシステムの実際の変更又は変更案(8.1.3変更の管理 参照)
h) 危険源に関する知識及び情報の変更

6.1.2.2 労働安全衛生リスク及び労働安全衛生マネジメントシステムに対するその他のリスクの評価
組織は,次の事項のためのプロセスを確立し,実施し,かつ,維持しなければならない。
a) 既存の管理策の有効性を考慮に入れた上で,特定された危険源から生じる労働安全衛生リスクを評価する。
b) 労働安全衛生マネジメントシステムの確立,実施,運用及び維持に関係するその他のリスクを決定し,評価する。

組織の労働安全衛生リスクの評価の方法及び基準は,問題が起きてから対応するのではなく事前に,かつ,体系的な方法で行われることを確実にするため,労働安全衛生リスクの範囲,性質及び時期の観点から,決定しなければならない。この方法及び基準は,文書化した情報として維持し,保持しなければならない。

6.1.2.3 労働安全衛生機会及び労働安全衛生マネジメントシステムに対するその他の機会の評価
組織は,次の事項を評価するためのプロセスを確立し,実施し,かつ,維持しなければならない。
a) 組織,組織の方針,そのプロセス又は組織の活動の計画的変更を考慮に入れた労働安全衛生パフォーマンス向上の労働安全衛生機会及び,1) 作業,作業組織及び作業環境を働く人に合わせて調整する機会 2) 危険源を除去し,労働安全衛生リスクを低減する機会
b) 労働安全衛生マネジメントシステムを改善するその他の機会

注記  労働安全衛生リスク及び労働安全衛生機会は,組織にとってのその他のリスク及びその他の機会となることがあり得る。

6.2.2 労働安全衛生目標を達成するための計画策定
組織は,労働安全衛生目標をどのように達成するかについて計画するとき,次の事項を決定しなければならない。
a) 実施事項
b) 必要な資源
c) 責任者
d) 達成期限
e) これには,モニタリングするための指標を含む,結果の評価方法

8.1.2  危険源の除去及び労働安全衛生リスクの低減
組織は,次の管理策の優先順位によって,危険源の除去及び労働安全衛生リスクを低減するためのプロセスを確立し,実施し,維持しなければならない。
a) 危険源を除去する。
b) 危険性の低いプロセス,操作,材料又は設備に切り替える。
c) 工学的対策を行う及び作業構成を見直しする。
d) 教育訓練を含めた管理的対策を行う。
e) 適切な個人用保護具を使う。

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チームでディスカッションしながら進めてください。

ご安全に!

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