FTA & FMEA
Design Safety System with FTA & FMEA
劣化·故障解析の目的と概要です。
劣化・故障解析の目的は、設備使用によって生じうる劣化と、それによって引き起こされる故障を予測することです。これは、設備開発の信頼性設計や保全性設計を行う際、基本メンテナンスを計画する際、または運用中に発生した様々な不具合を診断する際など、多くの場面で必要とされます。
劣化はアイテムの物理的、化学的属性の変化として定義され、故障はアイテムが要求される機能を達成できなくなる状態を指します。運用段階の設備では、運転条件や環境条件に応じてアイテムはストレスを受け、様々な劣化メカニズムが引き起こされ、材質、形状、表面性状などの属性に変化が生じます。
アイテムに加わるストレスは、設備構造やストレスの挙動、環境条件などに依存し、それによって生じる劣化もアイテムの属性に依存します。そのため、劣化解析ではこれらの劣化要因を正確に把握することが重要です。（一般的には、劣化は難しい問題です）故障解析では、劣化によるアイテムの属性変化が機能にどのような影響を及ぼすか、またその機能の変化が他のアイテムにどのように影響するかを解析します。（これは難しいが、可能な解析です）
劣化・故障解析は、信頼性及び安全性解析、メンテナンス計画などの様々な分野で必要な基本的な解析であり、多くの解析手法が提案されています。その中でよく知られているのは、FMEA（Failure Mode and Effects Analysis）とFTA（Fault Tree Analysis）です。
上のリンクみておいてください。ISO Standard に関連した、全31のリスクアセスメント技法の技法が掲載されています、いくつかはブレーンストーミング、WHAT IF チェックリスト, 予備的ハザード分析（Preliminary hazard analysis: PHA）, HAZOP（Hazard and Operability）, 根本原因分析（Root cause analysis: RCA）, 故障モード・影響解析（Failure mode and effects analysis: FMEA）, フォールトツリーアナリシス（故障の木解析: FTA）を書いています。
では、ご安全に、続きは、次回の投稿です。
